独占した業務

書類を持つ女性

「税理士」の仕事は独占業務に該当します。独占業務とは、税理士の場合ならば「税理士資格」という国が定めた国家資格の有資格者のみが行える仕事です。そのため個人または一般企業が税理業務を行う際は、有資格者である「税理士」に仕事を依頼する必要があります。「税理士」の主な労働スタイルは「税理士事務所に勤務する」、「独立開業する」、「企業内で働く」の3点です。この中で、従来もっとも多かった働き方は「独立開業」です。なぜかというと「税理士」、「公認会計士」、「司法書士」、「弁護士」、「行政書士」、「電気工事士」などの士がつくいわゆる「士業」は、独占業務を行えて独立開業に向いている資格だからです。「税理士」は士業のなかで文系の高難易度資格として毎年多くの人が受験しています。

先ほどお伝えした従来最も多かった「独立開業」という士業の働き方ですが、近年その働き方に変化が見られています最近は資格を持っていてもそれだけでは独立開業して食べていくことが困難になってきました。理由は、競争相手が多すぎて士業であっても本職の腕だけでなく「営業力」がなければ仕事にありつけない状態になってきているからです。そのため苦労して資格を取得してもすぐに廃業してしまうケースが多発しています。そして近年、「独立開業」にかわり急速に普及している労働スタイルが「企業内士業」です。わかりやすい例では「企業内税理士」や「企業内会計士」です。もともと一般企業は、中小、大手関わらず創業者が「開発畑」か「営業畑」の出身者が多いため社内で「財務経理、税理」の独占業務を行える人材が不足しています。「企業内士業」は企業から安定した給料を得る専門職として人気の働き方となってきています。また企業にとっても外注に較べてコストが安く済むというメリットがあります。